「賞味期限」設定に指針

京都府の山城養鶏生産組合が半年前に採った卵を出荷した問題を受け、厚生労働省と農水省は業界の自主基準に任せている食品の賞味期限の決め方を改め、科学的に根拠のある期限設定の指針を国が示す方針を決めた。

3月初めに専門家らによる検討班を設け、年内に必要なチェック項目などを盛り込んだ指針案をまとめ、04年度中にも指針として決定する予定だ。

食品衛生法などでは、賞味期限の表示を義務づけているが、期限の設定は生産者らに委ねられている。

決め方も「食品の特性に応じて微生物試験などの検査に基づき、科学的、合理的に行う」としているだけで、具体的にどんな検査をして賞味期限を設定するかは示されていない。


げ~~~~~、いい加減だったんだ!!!



指針案は、米谷民雄・国立医薬品食品衛生研究所食品部長を座長に専門家と業界関係者でつくるチームで検討する予定。
食品全般に共通する客観的な期限表示の設定の仕方を示す方針だ。

卵や食肉製品、缶詰など代表的な食品の業界基準を集め、大腸菌やサルモネラ菌などの微生物検査の種類、腐敗度を測る理化学検査などの活用状況を検討。
チェック項目のあり方を例示して、「科学的な根拠に基づく賞味期限の設定」を業者に求める。

細菌の数の上限など、期限設定の際の具体的な基準は今後も業界が決めるが、指針を設けることで、設定基準が科学的に適正かどうかを見分けられるようになる。

同生産組合の古卵出荷問題では、黄身の盛り上がりなどをみる「ハウユニット検査」と、においや味、色をみる「官能検査」の2種類をしただけで、担当者が「冷蔵されていたため新鮮卵と大差ない」と判断し、新たに賞味期限を付けて大阪、京都方面に出荷。

約30人が下痢などの体調不良を訴えた。卵業界には「夏季は採卵日から17日以内」などの賞味期限の目安があるが、生産者独自の設定も許されている。

京都府は当初、国の指針や基準に明確に違反したとはいえないとして、文書指導とした。
厚労省が再調査して「2種類の検査だけで賞味期限を設けた手法は、科学的な根拠がない」と判断したため、府は改めて食品衛生法に基づく7日間の営業停止処分にした。

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〈賞味期限〉 

容器包装を開封せず、指定された方法で保存した時に、おいしさなどの品質を十分に保つことができる期限。
食品衛生法とJAS法で表示が義務づけられている。
この期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるというわけではなく、ある程度の期間の余裕をもって設定される。
牛乳や冷凍食品、鶏卵など比較的傷みにくい食品が対象。
調理パンや総菜、食肉など製造日から5日以内に品質が急に悪くなる食品は「消費期限」を表示。
この場合は、期限を過ぎると腐敗や品質の劣化が急速に進み、食中毒などの恐れがある。



僕の賞味期限は、あと6年です。



医薬品ができるまで
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9874/

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by horai_japan | 2004-02-23 22:08 | 科学ニュース
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